特殊詐欺被害を未然に防いだとして、山形市の銀行員にきょう、警察から感謝状が贈られました。

2人の粘り強い行動が、男性客を被害から救いました。

山形警察署から感謝状が贈られたのは、山形銀行城南支店の武田陽子(たけだ・ようこ)さん(43)と、齋藤美穂(さいとう・みほ)さん(44)です。

事の発端は今年9月、60代の男性客からのある依頼でした。

特殊詐欺被害を未然に防いだ 武田陽子さん「『残高証明書を送れ』って言われてるんだけども、こういうことってありますか?っていう相談で・・・」

男性客は、海外の電話番号から電話で「以前購入した外国株で1300万円の儲けが出ていて、口座に金を振り込むためには手数料50万円がかかるため、銀行口座に入金して残高証明書を発行する必要がある」などといわれたということです。

武田さんは詐欺を疑い、男性客に指示に従わないように説得したということです。