二酸化炭素を出さない「ゼロカーボン」の実現について考えるミーティングが仙台で開かれ、参加者が、水素由来の電気を使った未利用魚の調理方法などを学びました。

ミーティングには、「ゼロカーボン」の実現に向け取り組む県内の企業などから、およそ150人が参加しました。
会場では、二酸化炭素を排出しない水素・燃料電池自動車の電気を活用して、未利用魚を調理する取り組みが紹介されました。
調理されたのは「カナガシラ」という白身の未利用魚です。
硬く、トゲがあることから調理が難しいとされていて、宮城県内の市場にはあまり出回りません。
12日は、スパイスで味付けしたフィッシュフライが調理され、参加者たちはその味を確かめました。

フィッシュフライを食べた人:
「初めて食べた魚だったんですけど、淡白であっさりしていて、すごく食べやすく、おいしかった」
「味は鶏肉に近い感じで、さっぱり食べられる。普通のガスでやる調理と変わらずに、火も通っているし何も問題ない」

宮城県は、2050年までに二酸化炭素の排出を実質ゼロにすることを目標に掲げていて、今後もイベントなどの企画を企画を続けていくということです。