見つかった産業廃棄物は280トンを超えました。
工事が進む鳥取県北栄町の山陰道・北条道路の一部区間で、地中から廃タイヤ100本以上などが見つかっています。
その調査もまだ途中で、開通時期の見通しが立たなくなっています。
キャスター 松原佑基
「北栄町にあります国道9号沿いの工事現場です。こちらで工事の作業を進めるなかで、地中からがれきやタイヤなどのごみが見つかったということです。」
こちらが地中から出てきたがれきです。さびた鉄筋が飛び出しています。
山陰道の国道9号北条道路は、はわいICと大栄東伯ICの間、およそ13.5キロで2026年度の開通を目指し、地盤を強化する工事が進められていて、北条ICから大栄東伯ICの間の地中から今年8月までにがれきや廃タイヤなど、280トンを超える産業廃棄物が見つかったということです。
現場は元々畑として使用されていたところで、原因も誰がやったかも分からないほか、現代のタイヤには製造年度など記載があるが、今回出てきたタイヤに記載などはなかったということです。
これに伴い、この区間での工事期間が延長となりますが、この調査はまだ続いていて、工事の再開や開通時期のめどが立たない状況となっています。
倉吉河川国道事務所 西尾隆 副所長
「誰が廃棄したのかというところとあと時期とそういったことはわかりません。現在ですね、調査なりあとは対策を検討してるところで、明確にはまだどれぐらいかかるかというのは分からない状況で、今後工程を精査していくというところでございます。」
一方で、東側の区間の北条IC~はわいIC間は予定通り2026年度中に開通する予定だということです。