熊本県内で多様な働き方の試みが始まっています。県内の一部の郵便局では、きょう(11月11日)から昼の窓口業務を休止しています。

きょうから一部の郵便局で導入されたのは、「昼休み」です。

日本郵便では11月から、少人数で運営する一部の郵便局(約1400か所)で昼に郵便や銀行の窓口業務を試験的に休止。県内では熊本市など10市町村の36郵便局で昼休みを始めました。

日本郵便九州支社 経営管理部 末岡哲哉 課長「社員が昼時間帯に交代で休憩をする場合はいろいろと不便な点もあり、休止を導入した」

交代で昼休みを取ると昼休みが遅くなる人がいるほか、従業員が女性だけになる時間帯があるなど、働き方や防犯面などで課題があったということです。また、窓口を利用する客も減少傾向にあったことから、導入を決めました。

ただ、昼休みと知らずに来た人もいます。

記者「いまお客さんが来ましたが、郵便局が開いていないことを知り、少し驚いた様子です」

利用客「中で用事がある時は、今後は時間を考えて来ます」
「昼時間帯もやってほしいなって、心の中では思いました」

日本郵便は12月以降、他の郵便局での「昼休み」導入も検討しています。

また、窓口が「昼休み」中も、ATM(現金自動受払機)は利用できます。