冬の枯れ草を焼いて新しい芽吹きを促す秋吉台の山焼きを前に、労働団体・連合山口が下準備の草刈りをしました。

山口県美祢市の秋吉台家族旅行村に、連合山口の組合員やその家族などおよそ700人がボランティアで集まりました。

連合山口 伊藤正則会長
「(この活動で)秋吉台の美しい景観や生態系が守られて、次の世代へと受け継がれていくんだという風に思っております」

山に入って行われたのは、「火道切り」と呼ばれる作業です。

草を刈ることで、山焼きのときに火が燃え広がるのを防ぐ「防火帯」を作ります。

刈ったのは幅6メートル、長さは3キロに及びました。

参加者
「やはり地域の長年に続くこういう活動に、貢献できるってところがやっぱり1番やりがいがあります」
「この先、何年と何十年と続けていけたらなと思います」

およそ1100ヘクタールの大地を焦がす秋吉台の山焼きは、来年2月に予定されています。