世界各国の駐日大使が7日から県内を視察しています。
8日は県都、山口県山口市で国宝の瑠璃光寺五重塔など歴史や伝統に触れました。

山口県内を訪れているのはアルメニアやタンザニアフィンランドなど13か国の駐日大使らです。

一行は伊藤和貴・山口市長から歓迎のあいさつを受け瑠璃光寺五重塔の改修作業を視察しました。

瑠璃光寺五重塔は檜皮葺と呼ばれる薄く加工したヒノキの樹皮を重ねて葺く技法が使われていて大使たちは、職人の知恵と技に感心した様子でした。

7日は下松市で新幹線など、鉄道の車体製造を視察したということでものづくりの精神が息づく山口県を堪能しました。

メルバ・プリーア駐日メキシコ大使
「メキシコにある多くの文化遺産もその保存が課題になっています。今回見たことは、本当にすばらしいと思いました」

一行は、伝統工芸の大内塗も体験。
真剣な面持ちで箸を塗っていきました。

深い漆の黒にみせられたのか得意げな表情で完成した品を掲げていました。

視察は8日までで、県は、各国の国民に向けて県の魅力を発信してもらえることを期待しています。