盛岡市は8日、市内2つの教育・保育施設で感染性胃腸炎の集団発生があったと発表しました。2024年度に市内で発生した感染性胃腸炎の集団発生は11件となりました。10月以降に限ると3件です。
市によりますと、集団発生が起きたのは、どちらも園児と職員合わせて150人以上が在籍する2つの教育・保育施設です。重症者や入院した人はなく、症状の出た人はいずれも回復または回復傾向にあるということです。
このうち1か所は10月29日に複数の園児に嘔吐や下痢などの症状が出ていると市保健所に連絡がありました。保健所の調査の結果、17日から31日までに園児12人に症状が出たことが分かりました。症状のあった9人を検査したところ、エンテロウイルスまたはヒトパレコウイルスが検出されたということです。
もう1か所は、10月30日に複数の園児に同様の症状が出ていると市保健所に連絡があり、調査の結果、21日から31日までに園児17人に症状が出たことが分かりました。症状のあった8人を検査したところ、アデノウィルスまたはヒトパレコウイルスが検出されたということです。
2024年度に岩手県内で発生した感染性胃腸炎の集団発生は18件(前年度同期も18件)で、このうち盛岡市が11件(前年度同期12件)となっています。
注目の記事
新幹線や特急列車で荷物を置くため「1人で2座席分購入」はアリ?ナシ? JRの見解は… 年末年始の帰省ラッシュ・Uターンラッシュ 電車内での“荷物マナー”

急増するパキスタン人に相次ぐ攻撃…ロケット花火やバット「嘘だと思われる」ユーチューバーへの取材で見えた目的と誤情報 地域社会での共生に深い影

1匹見かけたら、3年後には2万匹に…爆発的繁殖力「ニュウハクシミ」の生態 文化財をむしばむ小さな脅威

「ごめんね」自らの手でロープをかけ…アルコール性認知症の息子(当時55)に絶望し 殺人の罪に問われた母親(80)が法廷で語ったこととは

「ただただ怖くて…家にいられない…」地震で“恐怖の場”となってしまった自宅 壁は大きく裂け鉄骨は曲がり… 今も続く不安を抱えながらの生活【最大震度6強 青森県東方沖地震 被災地のリアル①・前編】

「米はあるのに、なぜ高い?」業者の倉庫に眠る新米 品薄への恐怖が招いた“集荷競争”が「高止まり続く要因に」









