南城市の古謝景春市長が、公用車の中で元運転手の女性の胸をつかむなどのわいせつ行為をした疑いがあるとして今月5日、強制わいせつの疑いで書類送検された事件で、古謝市長は8日午前、市役所で会見しあらためて疑惑を全面的に否定しました。
▽古謝景春 南城市長
「(わいせつ行為を)やってないから、(辞職は)全然考えていません」
「無実を証明するために証人がいっぱいいますから」
「(有罪になることは)絶対にありえない。自信をもっている」
古謝市長は辞職する考えがないと強調した一方で、「記憶にない」から「無実」と発言が変遷していると追及した記者の質問に対し…
▽古謝景春 南城市長
「他にないですか?あの人(の質問に)は答えません」

一部の記者の質問への回答を拒んだほか、公務の都合を理由にわずか5分ほどで会見を打ち切り、市役所をあとにしました。
会見後、市議会の中立・野党議員は「本来市民を守る立場にありながら、市民や行政に混乱を巻き起こし続けている」などとして、古謝市長に辞職を求めるとした市長宛ての文書を報道機関に公表しました。
書類送検にあたって警察は、古謝市長の強制わいせつ容疑については起訴を求める意見を付けて検察に書類を送った一方、古謝市長の家族から虚偽告訴容疑で告発された元運転手の女性については、起訴を求めない意見を付けて送検しています。