愛知県の大村秀章知事のリコールをめぐる署名偽造事件で、名古屋高裁はリコール団体の事務局長だった男に執行猶予付きの有罪を言い渡した一審判決を支持しました。

リコール団体の事務局長だった田中孝博被告63歳は、2020年、佐賀市内でアルバイトを使い、71人分の署名を偽造した罪に問われています。
一審の名古屋地裁はことし4月、「首謀者として犯行を主導していた」などとして田中被告に懲役2年、執行猶予4年の判決を言い渡し、弁護側が控訴していました。
6日、名古屋高裁は「一審の判決に不合理な点は認められない」として、田中被告側の控訴を棄却しました。


判決を受けて大村知事は「署名偽造という犯罪行為があった事実が改めて認定され、厳正に量刑が判断されたものと受け止めている。誰がお金を用意して誰が指示したのか、事実関係が明らかになっていないのは残念」と話しました。














