熊本県の球磨川流域の治水対策を話し合う協議会で、川辺川で計画が進むダムについて、国が本体の掘削工事などのスケジュールを示しました。

5日(火)に開かれたのは、2020年7月の豪雨を受けて国と熊本県、流域の市町村が球磨川流域の治水対策について話し合う協議会です。

この中で九州地方整備局は、国や県が川辺川で2035年度中の完成を目指す流水型ダムについて、2027年度中に本体の掘削工事に着手し、その後コンクリートの打設工事などに取り組む方針を示しました。

また、ダムについての環境影響評価のレポートが公表されたことを受けて、流域の自治体からは「地域振興や河川整備などにスピード感を持って取り組んでほしい」といった声が相次ぎました。