ワールドシリーズの第5戦、ドジャースが悲願の“世界一”を達成しました。一方、本拠地ロサンゼルスでは喜びのあまり、一部のファンが暴徒化し、バスが炎上しました。
ドジャースファン暴徒化 バス炎上

至る所で花火が乱れ飛び、夜の街に、眩い光を放ちました。

路上には、あふれかえった市民の姿。ドジャースの勝利に沸くロサンゼルスは、異様な空気に包まれていました。

中には、興奮を抑え切れない人たちもいたようで…落書きされたバスの上に登ったドジャースファン。その頭上では、花火が鳴り響きます。

人々が見つめる先には…バス全体が炎に包まれ、黒煙が空高く立ち上っていました。
記者
「ドジャースタジアム近くですが、一部が暴徒化してバスが燃えたという情報が入ってきました。消火活動が行われていますが、先ほどまで燃えていたとみられます。周辺一帯、焦げ臭いにおいが立ちこめています」
ドジャースタジアム近くで、試合後にファンの一部が暴徒化。当時、現場にいた人は…

現場にいた人
「バスの中で花火に火を点けたのよ」
「(Q.バスの中で!?)バスの中で」
「バスの中で花火が燃えていて、だから火事になったのよ」
現場にいた人
「誰かがバスのフロントガラスにスプレーをかけて、バスが動かせなくなったんだ。みんなバスの周りで騒ぎはじめて、店にいたんだけど、外に出てみたら燃えていたんだ。一瞬だったよ」
ロサンゼルス市警は、“暴徒化した群衆が警官に向けて物を投げつけ、バスに火をつけようとしていた”とし、現場付近には近づかないよう呼びかけました。