クマによる被害を防ごうと、岩手県内の自治体の担当者が集まりさまざまな対策の事例を共有する会議が31日盛岡市で開かれました。

この会議は、ツキノワグマによる農業や人への被害を防ごうと、岩手県が開いたものです。
県内の今年度の、クマによる人身被害の発生は9件で、過去5年間で最少となっているものの、昨年度は過去最多となる46件もの被害が発生していて、今後の被害の発生は予断を許さない状況です。

会議では町内の土木事業者やクマの専門家が協力して刈払いを行い、緩衝帯を整備したことで出没を6割減少させた大槌町の事例などが紹介されました。

参加した自治体の担当者は、自分の地域でも実践しようとメモを取りながら真剣な表情で話を聞いていました。