今月27日に投開票が行われた衆議院議員選挙にからみ、酒田市の一部の有権者に投票所の入場整理券が届いていなかったことがわかりました。
人数は最大で688人に上るということです。
酒田市選挙管理員会 真嶌斉 事務局長「この度は多くの方に対しまして、多大なるご迷惑をおかけした点につきまして、まずもってお詫びを申し上げます」

酒田市によりますと、届いていなかったのは酒田市西荒瀬地区の豊里、藤塚で、最大328通、688人分です。入場整理券は選挙の際に、選挙管理委員会から有権者の世帯に郵便で送られるものです。

酒田市では今月11日から12日にかけて4万1983枚の入場券を作成し今月14日に酒田郵便局に引き渡したということです。
その後、一部の地域で入場整理券がないと郵便局から指摘があり、改めて330通を引き渡しました。

しかし、その後も入場整理券が届かないといった問い合わせが相次ぎ、選挙の翌日に選挙管理委員会事務局が確認した際、西荒瀬地区の一部地域に配布されていないことがわかったということです。

入場整理券には通し番号がついていて、酒田市選挙管理委員会では通し番号が並んでいることを目視で確認し、郵便局に引き渡したとしていますが、郵便局では、引き受けたものはすべて配達したとしています。

日本郵便東北支社 光井大祐 広報室長「今回引き受けた郵便物についてはすべて配達している。また郵便局の中に現状残っていないかの確認もしていて、残っておりません」

未配布の入場整理券は市役所と郵便局にはないことが確認できたということです。
整理券がなくても、投票することはできますが、酒田市は今回の件で、投票行動にどの程度の影響があったかはわからないとしています。
