プーチン大統領の指揮のもと、ロシアの戦略核を扱う部隊が演習を行いました。演習はウクライナ侵攻後、3年連続となり、対立する欧米をけん制する狙いがあるとみられます。
ロシア大統領府と国防省は29日、プーチン大統領の指揮のもと、戦略核を扱う部隊が演習を行ったと発表しました。
演習では、ICBM=大陸間弾道ミサイルの「ヤルス」やSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルの「シネワ」を発射したほか、長距離戦略爆撃機から巡航ミサイルを発射する訓練などが行われたとしています。
オンラインで演習に参加したプーチン氏は核戦力について「わが国の主権と安全保障を保つもの」だとし、兵器の94%が最新型になったとして陸海空による「核の三本柱」を誇示しました。
プーチン氏は先月、核兵器使用の基準を定めた「核ドクトリン」の改定案を示すなど、ウクライナへの軍事支援を続ける欧米へのけん制を強めています。
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