陸上自衛隊与那国駐屯地で27日、離陸しようとした自衛隊のオスプレイが地面に接触し、機体の一部を損傷しました。自衛隊はこの事故を受け、全てのオスプレイの飛行を停止しています。

映像からは、自衛隊員に見守られながら離陸するオスプレイが右側の翼を傾けながら降下したあと、バランスを崩し左右に大きく揺れるのが確認できます。

防衛省によりますと27日午前11時半すぎ、日米共同演習「キーン・ソード」に参加する陸上自衛隊のV-22オスプレイが与那国駐屯地を離陸しようとしたところ、機体が左右に振れる不安定な状態となったということです。

このとき、左側の翼の下部分と地面が接触し機体が損傷したため離陸できず、駐屯地内に着陸しました。

離陸に失敗した陸上自衛隊のオスプレイ(提供写真)

オスプレイには日米の隊員・兵士16人が乗っていましたが、隊員にけがはなかったということです。