青森県平川市の農業高校の生徒たちが栽培したコメが、2024年もシンガポールに輸出されることになり、出発式が行われました。

県立柏木農業高校では、水稲の栽培で5年前から農産物の世界的な安全基準「グローバルG.A.P.」の認証を受けています。また、2022年からは農業機械メーカー「クボタ」の協力で生徒たちが栽培・収穫したコメ「柏農米」を、シンガポールや香港に輸出しています。

出発式には生物生産科の生徒たちが出席し、輸出する「まっしぐら」の玄米1260キロを車に積み込みました。

「まっしぐら」は10月の等級検査で「一等米」に認定されています。

グローバルG.A.P. 水稲担当 北川雄一朗さん(生物生産科3年)
「柏農米の食味がSランク、一番上なので、かなりおいしくできていると思う。シンガポールで食べられているのがタイ米という細長いコメ、それとは違うジャポニカ米をおいしいと食べてほしい」

柏木農業高校のコメは、12月に八戸港からシンガポールに向かいます。
また、学校では2025年1月に生徒たちの代表8人を派遣し、販売会に参加するほか、現地のコメ事情を学ぶことになっています。