仙台銀行と山形市のきらやか銀行を傘下に置くじもとホールディングスが、役員への株式報酬の基準となる連結純利益について、有価証券報告書に誤った記載をしていたことが分かりました。
じもとホールディングスによりますと、誤った記載があったのは2019年と2020年の有価証券報告書で、連結純利益の目標値や実績値など5か所です。連結純利益は最終的に企業の手元に残る儲けのことで、じもとホールディングスは前年の連結純利益の目標達成率を基準に役員への株式報酬の額を決めていました。じもとホールディングスは「取締役会資料から有価証券報告書に転記する際にミスがあった」としたうえで、「株式報酬の会計処理は適正に行っている」と説明しています。

また、金融商品取引法に基づき、近く関東財務局に訂正報告書を提出するとしています。