高校生ランナーが一本のタスキに思いを込めてつないでいく「県高校駅伝」は、いよいよ今週土曜日(10月26日)に大会本番を迎えます。
今回は、山形城北と東海大山形・女子チームを紹介します。
去年の優勝校、山形城北は、今年どのようなチームなのか。そして、東海大山形の女王の座への返り咲きを目指す選手たちの思いとは。
■山形城北・女子チーム
去年は区間賞を独占する走りで、2年連続31回目の栄冠に輝いた山形城北。

今年は、去年優勝を経験したメンバーが3人も残る総合力が高いチームです。
東北文教大学山形城北 吉田進 監督「どれだけ一人一人の力を出し切れるようにできるかというところが毎年心がけているところなので。32回目の都大路になってくれればありがたい」

7月、8月に山道を1日20キロ走り込み、持久力とメンタルを徹底的に鍛えました。

チームの要となるのはエースでキャプテンの2年生・荒木結心(あらき・ゆね)です。
荒木選手は去年、1年生ながら2区で区間賞の走りを見せ、優勝の立役者となりました。

東北高校新人陸上の1500メートルで2位、県総体3000メートルで優勝と、今季好調な走りを見せています。
そんな荒木選手がライバル視するのは…
東北文教大学山形城北 荒木結心 選手「山形中央高校の本間香(ほんま・きょう)選手です」

山形中央の本間選手は、県総体で800メートル・1500メートルともに2冠を達成し、県内トップランナーです。
東北文教大学山形城北 荒木結心 選手「自己ベストのタイムも負けているんですけど、食らいついていこうと思って練習していました」

荒木選手がこだわるのは・・・
東北文教大学山形城北 荒木結心 選手「その1秒が勝敗を分けることもあるので、エースとしての自覚と責任をもってしっかりチームにいい流れを作る走りをしたいです」
今年3連覇を目指す山形城北のピックアップランナーは…
2年生の大泉藍來(おおいずみ・あいく)選手です。
去年は1年生ながら4区で区間賞と大活躍しましたが、都大路では…

東北文教大学山形城北 大泉藍來 選手「自分の思い通りに走れずチームの順位を落としてものすごい悔しい結果になって…」

去年の都大路の記憶から、大泉さんのタスキには、「百折不撓(ひゃくせつふとう)」の文字が書かれていました。

そして・・・
東北文教大学山形城北 大泉藍來 選手「その悔しさを忘れずにこの一年間練習してきたので、絶対今年も都大路に行ってその悔しさを晴らしたいと思います」

山形城北の目標は、すでに都大路にあります。
シュプレヒコール「3年連続32回目の都大路を目指して頑張るぞ、オー!」
