ミャンマーの軍事政権は、中部のマンダレーにある中国領事館で爆発が起きたと発表しました。現地メディアは、手りゅう弾が投げ込まれたと報じています。
ミャンマー軍事政権は、中部マンダレーにある中国領事館で18日、爆発が発生し、建物の屋根が損傷したと明らかにしました。
爆発の原因については「調査中」としたうえで、「このようなテロ行為を強く非難する」との声明を出しています。
現地の独立系メディア「イラワジ」は、当局者の話として「手りゅう弾が投げ込まれた」と報じていて、これまでに死傷者は報告されていないとしています。
また、目撃証言などから、軍事政権を支持する民兵組織が関与した可能性があるとの見方を伝えています。
2021年のクーデター以降、国の実権を握るミャンマー軍と民主派や少数民族の戦闘が全土で激化するなか、隣国の中国は停戦の仲介や選挙の支援を名目に軍政への関与を強めています。
ただ、中国は一部の少数民族武装組織を軍事的に支援しているとみられ、ミャンマー軍を支持する団体などからは「二枚舌外交だ」として中国を非難する声も高まっています。
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