ゴルフの世界アマチュアランキング1位、中島啓太(22、日本体育大4年)が12日、プロに転向した。デビュー戦は9月22日に開幕するパナソニックオープンとなる。

“松山(英樹)2世”とも言われる中島は、2018年にオーストラリアンアマチュア選手権で日本人初優勝。20年11月には日本人男子で3人目となる世界アマチュアランキング1位に。2021年にはアジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権を制し、今年4月のマスターズに出場した。

また、今年1月には、日本人として初めてタイガー・ウッズと同じアメリカの大手マネジメント会社エクセル・スポーツ・マネジメントと契約している。

プロ転向について去年の11月に「高校3年生の時、プロ転向か大学進学かすごく迷っていて、大学に進学した。その時に松山さんから『アメリカで待っているよ!』と電話を頂いた。ワクワクしましたし、プロ転向したらすぐにアメリカに行けるような選手になりたい」と話していた中島。

21年のパナソニックオープンでは史上5人目のアマチュア優勝を果たしていて、相性の良い大会で、プロへの一歩を踏み出す。

◆中島 啓太(なかじま・けいた)
2000年6月24日生まれ、22歳。埼玉・加須市出身。177センチ、74キロ。18年にオーストラリアンアマチュア選手権で日本人初優勝。アジア大会個人&団体金メダル。20年11月、日本男子3人目となる世界アマチュアランキング1位に。21年日本アマチュア選手権、パナソニックオープン優勝。小学生時代には空手、ピアノも習う。趣味は野球観戦。