公共交通の空白地帯で地域住民の足として新たに走り出した「AIデマンドタクシー」、新しい公共交通として定着するのか。現場を取材しました。

停留所間を運行する「バスのようなタクシー」

「AIデマンドタクシー」とは利用者の予約に応じて停留所間を運行する、タクシーと路線バスをかけあわせた新たな公共交通です。

同じ時間帯に予約した人が複数いる場合は、1台のタクシーにより多くの人を乗せるためにAIが最適なルートを設定します。

タクシー運転手「(タブレットに)ルートが出てくるんですよ、ここが(利用客の)お迎え先ですよっていうのを見る感じですね」

AIの導入により、客を乗せていないタクシーを有効に活用することができます。

タクシー運転手「午後2時半から午後3時10分、40分ぐらい空きがあるので、その間に行ける範囲のお客様の連絡があれば、随時入ってきます」

利用者の一人に話を聞きました。