多くの冬の使者を迎え入れようと、子どもたちも奮闘します。
山口県周南市の八代盆地では、ナベヅルの今シーズンの飛来に備え、越冬地準備が着々と進められています。
本州唯一のナベヅルの越冬地・周南市八代では、地元の八代小学校の児童12人が参加して、「わらのう」作りに取り組みました。
大量のわらを積んで保存するためのもので、ツルが隠れる場所とするほかに、昔ながらの田園風景を残そうと、30年以上前から行われています。
児童らは、積み上げたわらを足で踏み固めながら、およそ1時間かけ2棟の「わらのう」を完成させました。
続いて26年前からの取り組み。ツルを誘う「デコイ」の設置です。
デコイは大きさや仕草を本物のナベヅルに似せてつくった模型で、仲間がいると勘違いして近寄ってくるのではとして設置されています。
今年は、例年とは違う場所にデコイを置きました。
周南市文化振興課ツル担当増山雄士さん
「非常にツルが降りるのにはいい環境になるんですが、ここ何年間かツルの”利用率”が少なかったということがありまして、こういったいい環境のところをツルに選んでもらえるようにできたらいいなあということで、デコイを今年置いてみることにしました」
児童らは、かなづちでくいを打ちながら、きょうは7体のデコイを設置しました。
4年生男子児童
「デコイ設置とか、わらのう作りとか、いろいろなイベントがあって楽しかったです」
6年生女子児童
「ツルがけがもなく元気にこれたらいいなあと思います」
2年生男子児童
「(ツルが)たくさん来て欲しくてたまらないです」
「早く来~い」「たくさん来~い」「たくさん来~い」
児童らはナベヅル飛来の願いを込めて空に向かって声をあわせました。
今週中にはツルを迎える準備をすべて終えることにしています。
昨シーズンの第一陣は11月9日でした。暑い日が続き、遅くなるのではと心配の声がありますが、参加した人は、例年通りの飛来を願っていました。














