土木工事を手がける富山県滑川市の「髙橋工業」は、今月4日までに富山地裁の破産開始の決定を受けたことが帝国データバンク富山支店の調べでわかりました。
帝国データバンクによりますと、土木工事の髙橋工業は1972年(昭和47年)4月に富山県滑川市で個人創業、1986年(昭和61年)に法人化、土木工事を中心に造園工事などを行い、公共工事や民間の下請工事に実績があり2008年6月期で売上高1億8500万円を計上していました。
2008年5月に下水道をめぐる談合事件によって滑川市の指名停止処分を受け、富山県から90日間の営業停止処分を受けていました。
その影響で売り上げの減少や業績面の苦戦は避けられず、債務超過に陥っていました。
近年は、従業員の退社が続き受注減、収益減から抜け切れず資金繰りがひっ迫、2023年末には長年会社を支えてきた従業員が退社、それ以降も受注状況は改善せず今回の措置に至りました。
負債額は約1億円とみられます。















