中東レバノンに侵攻を続けるイスラエルのネタニヤフ首相は、平和維持活動を担う国連レバノン暫定軍を戦闘地域から撤退させるよう求めました。
ネタニヤフ首相
「(国連)事務総長、UNIFIL(国連レバノン暫定軍)を危険から遠ざけなさい。今すぐ、直ちに行うべきです」
ネタニヤフ首相は13日、声明を出し、レバノンとイスラエルの国境の監視など平和維持活動を担う国連レバノン暫定軍を戦闘地域から撤退させるよう、国連のグテーレス事務総長に求めました。
イスラエル軍はレバノンを拠点とするイスラム教シーア派組織ヒズボラとの戦闘との理由でレバノン南部に地上侵攻を続けていますが、10日以降、暫定軍の兵士への攻撃が相次ぎ、負傷者も出ていました。
ネタニヤフ氏はこれについて、「危害を加えたことを遺憾に思い、そのようなことを防ぐために最善を尽くしている」とする一方、「最も簡単な方法は、彼らを危険地帯から離れさせることだ」などと述べました。
暫定軍に多くの人員を派遣するイタリアやフランスなどをはじめ、世界各国からイスラエルに対する非難の声が多く上がっていますが、ネタニヤフ氏は「圧力をかける相手を間違っている」などと述べ、「ヒズボラに非難の目を向けるべきだ」などと反論しました。
こうした中、イスラエル軍は14日、前日夜に北部にある軍の基地付近に対してヒズボラからのドローン攻撃があり、兵士4人が死亡したと発表しました。
さらに、7人が重傷で、地元メディアによりますと、他にも多数の兵士がけがをしたということです。
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