スポーツ庁が昨年度実施した「体力・運動能力調査」で、10代の少年少女や30代から40代の女性の運動が不足している状況が浮き彫りになりました。
この調査は、全国の6歳から79歳までを対象に国が毎年実施していて、2023年度は60回目の節目です。
ここ数年の体力テストの点数を分析すると、10代の少年少女は、コロナ禍の前までは過去最高レベルでしたが、コロナ禍以降は低迷。
調査を分析した専門家は「スマホでのゲームやSNSなどスクリーンタイムの増加が一因」とみています。
また、30代から40代の女性についても近年、運動不足や体力の低下が指摘されていて、専門家は、「仕事や家事や子育てで忙しく、スポーツへの苦手意識もあるようだ」と分析しています。
60回目の節目となる今回は、「3世代比較」と称して60年前と30年前と現在の「10歳の運動能力」を比較。
男女ともに「反復横とび」の成績は向上したものの、男子の「ボール投げ」能力は低下していることなどが明らかになりました。
専門家は「"反復横とび"の成績向上はこの60年で男子は4センチ、女子は7センチ、身長が伸びたことが大きいのではないか。一方"ボール投げ"能力の低下は、多くの公園で禁止されているなど運動環境の悪化も一因だ」と指摘しました。
スポーツ庁は「パリ五輪によるスポーツの機運向上を契機に誰もがスポーツに参画できる機会の創出や意識の醸成に取り組む」として、企業や地方自治体などと連携していくことにしています。
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