筑後川花火大会で花火玉が落下し、練習場が被災した久留米工業高等専門学校の弓道部が、全国大会で準優勝を果たしました。久留米市長に9日、結果を報告しました。

久留米高専弓道部は、今月1日と2日に兵庫県で開催された全国大会に出場し、3人1組で競う女子団体の部で準優勝しました。

大会の約1か月前、選手たちは大変な思いをしました。3年ぶりに開催された筑後川花火大会で、花火の玉が弓道場に落下し爆発、道具や練習場が使えなくなりました。

しかし、OBや久留米市などから多くの支援を受け、お盆過ぎから練習を再開。全国大会では準優勝という見事な成績を残しました。選手たちから報告を受けた久留米市の原口市長は、花火大会の事故についてお詫びを述べるとともに準優勝を祝福しました。

三宅芙奈さん「不安だったけど、いろんな人から支援をもらって、落ち込んでいるだけではダメだと思い、落ち着いて練習に励むことができました」

吉田瑞姫さん「支援をもらったからには、いい結果を残さないと、頑張って練習に打ち込んで準優勝できてよかった」

今回の事故を受けて、弓道部にはOBなどを中心に、道具のほか約300万円の寄付があったということです。