今年8月から関東地方で相次いで発生している強盗事件などを受けて、警察庁はきょう、警視庁、埼玉、神奈川、千葉、福岡の5都県警の捜査幹部を集めて会議を開きました。

谷滋行 刑事局長
「国民の体感治安に大きく影響を及ぼしている。国民の不安感を払拭するためにも、警察として、犯罪グループを徹底検挙して事案の全容を解明し、犯行の抑止を図ることが求められている」

警察庁の谷滋行刑事局長は会議の冒頭でこのように述べ、犯罪グループの実行役だけでなく、指示役などの幹部を検挙し、全容解明に向けて強力に捜査を進めるよう指示しました。

また、一連の事件は「匿名・流動型犯罪グループ」によるものだとして、各捜査部門の垣根を越えて情報を共有し、一体となって迅速な捜査を推進してほしいと述べました。

警察庁によりますと、今年8月以降、東京、埼玉、千葉、神奈川で似た手口の強盗事件が起きていて、少なくとも7件について関連を捜査しているということです。