リニア中央新幹線の工事で、また作業事故が発生。JR東海の金子慎社長が名古屋市で会見しました。
(JR東海 金子慎社長)
「どこの労災でも重たいものにしろ小さいけがにしても重大に受け止めて、しっかり防止をしていくことが必要」
8日午前0時過ぎ、長野県豊丘村のリニア中央新幹線伊那山地トンネル、戸中・壬生沢工区(とちゅう・みぶさわこうく)で、トンネルの掘削作業をしていた建設作業員の55歳の男性が、後ろに下がってきた重機に足をひかれ、足の骨を折る大けがをしました。
リニア中央新幹線のトンネル工事をめぐっては、村内の坂島工区(さかじまこうく)で去年11月からことし4月にかけて事故が3件起きていて、8日の会見でJR東海の金子社長は、長野での事故について「去年から事故の対策などのレベルを高めていこうと事業者と取り組んでいる。事故が起きないようにしていきたい」とコメントしました。