10月11日に開幕するバスケットボール女子Wリーグ。今季から始まる新レギュレーションで「プレミア」に所属する静岡市のシャンソンVマジックは、チームの黄金期を築いた名将のもとで19年ぶりの優勝を目指します。

バスケットボール女子Wリーグに所属するシャンソンVマジック。シャンソンは、過去16回のリーグ優勝を誇る名門チームです。しかし、過去3季はプレーオフベスト4に進出したものの、決勝まであと一歩届かず。今季こそ、悲願のリーグ優勝を目指しています。
そんな2024年、頼れる指揮官が戻ってきました。かつてチームの黄金期を築いた中川文一ヘッドコーチです。

<シャンソンVマジック 中川文一ヘッドコーチ>
「もう一回チャンピオンを取りたいという気持ちが根底にある。選手も揃っているので、それを実現したい」

中川ヘッドコーチは、1976年から20年以上にわたりシャンソンを指揮。リーグ戦10連覇を達成するなど、14度の優勝に導いた名将です。21年ぶりに古巣に復帰した中川ヘッドコーチが目指すものは。
<シャンソンVマジック 中川文一ヘッドコーチ>
Q目標は?
「優勝ですね、優勝したいと思っている。もっとしぶとく戦うことができれば素材はかなりいいので、優勝は可能だと思っている」
中川ヘッドコーチのもとで19年ぶりの頂点を目指すシャンソン。注目は高卒ルーキーの堀内桜花選手です。京都精華学園高校のキャプテンとしてチームを引っ張り、高校3冠を達成した堀内選手。類まれなるパスセンスとゲームコントロール力を持つ世代ナンバーワンのポイントガードです。

<シャンソンVマジック 堀内桜花選手>
Q武器は?
「スピードをいかして、ドライブからの自分の得点だったり、周りへのアシストが武器。いろんなことにチャレンジしてい行きたいですし、その中でチームの目標であるリーグ優勝に向けてしっかり自分の役割を果たして、優勝できるように頑張りたい」
そして、もう一人のキーパーソンがいます。地元・静岡県沼津市出身・鷹のはし公歌選手です。鷹のはし選手の武器は精度の高いシュート。3ポイントを得意とするリーグトップクラスのシューターです。唯一の静岡県勢選手として、チームを引っ張ります。

<シャンソンVマジック 鷹のはし公歌選手>
「小さいときにシャンソンの試合を見たり、前座試合をした経験があるので、そのチームにいま、自分がいれることは感慨深いし、幼い頃の自分がいろんなことを感じたように、バスケットをやっている子達に刺激が少しでも与えられたらなと思っているので、コートに立ったときは自分の100%の力を出せるように、表現できるようにしたいと思う」
その他にも、昨季ルーキーイヤーながら、3つの個人タイトルを獲得した、イゾジェ・ウチェ選手などタレントは十分。悲願のリーグ優勝へ一丸となって戦います。

<シャンソンVマジック 佐藤由璃果キャプテン>
「ここ3年間ずっとベスト4止まりで、今季こそベスト4の壁を破って、決勝の舞台に立って優勝したいという思いは、すごい強い気持ちを持っていると思うので、ずっと破れていなかったベスト4の壁を破って、優勝目指して頑張っていきたい」