「イシバノミクス」で物価や賃金など私たちの生活はどうなるのでしょうか。石破総理の“利上げ”に関する異例発言で株価も乱高下、脱アベノミクスはどこへ?市場関係者からは「手のひら返し」の声も。

「イシバノミクス」に期待感は 総理発言で株価反発も

三原じゅん子こども政策担当大臣が待っていたのは、前任の加藤鮎子氏です。3日、引き継ぎが行われましたが、同じような服装が気になったようです。

三原じゅん子 こども政策担当大臣
「かぶったね、色ね。もっと可愛らしく来るだろうと思ったから。ごめんね」

加藤鮎子 前大臣
「最後の日ぐらいはと思って」

石破内閣は3日、副大臣、政務官の人事を決定しましたが、大半は岸田内閣からの再任となりました。

石破茂 総理
「各副大臣においては、内閣の一員として政策の実現にまい進していただきたいと存じます」

日銀の植田総裁と会談した石破総理。その後の「追加利上げの環境にはない」との発言を受け、3日の日経平均株価は一時1000円以上、大幅に反発しました。

さらに3日は、加藤財務大臣と赤沢経済再生担当大臣が、植田総裁と面会しました。

ーーー(面会は)政府側から提案?
赤沢経済再生担当大臣

「どちらからと申し上げるほど知識がないのでありますが、これから解散もあれば、新政権もアレしているので、ご挨拶も兼ねて(政府側が)申し入れたで間違いないだろうと思ってますけど。いいかなそれで。あまりあの…自信をもってアレでもないようなので、私の責任においてそうだろうと理解をしております。石破政権の経済政策『イシバノミクス』の基本的な考え方である、賃上げと投資がけん引する成長型経済の実現について伝えた」

大正時代から続く都内の老舗銭湯。最近、電気代やガス代が高騰しているといいます。

大塚記念湯 安中妙子さん
「お風呂屋さんも今いろんな設備がありますので。これはジェットバスで。電気とかガスって便利でいいんですけど、お値段がちょっと高くて大変なんですよ。補助金で割安になっていて、ちょっと一息ついたかなと思っていたんですけど」

今月で打ち切られる予定の電気とガスの補助金。赤沢経済再生担当大臣は、延長することを示唆しています。

安中妙子さん
「ずっと続けばいいんですけどね。そういうわけにもいかないでしょうから。皆さん喜んで入りに来ていただけますので、電気代が高いからやめますというわけにいかない」

「イシバノミクス」と呼ばれる経済政策、期待感はあるのでしょうか。

会社員(30代)
「今は物価高に賃金が追いついているところと追いついてないところがある。賃金の底上げが一番いいのかな」

大学生
「最低賃金上げたいなら、扶養の話も同時にやらないと厳しいと思う。103万の壁がある」

幼稚園教諭(20代)
「教職業界はブラックで賃金が低いと言われているので、少しでも賃金を上げてほしい」