人口減少や産業の縮小といった課題を抱える中山間地域。課題解決の糸口を都市部の人の提案から見つけようという取り組みが高知県土佐町で行われました。

この取り組みは土佐町が都市部の人たちに地方の課題を知ってもらい、関係人口を増やそうと、2021年から毎年開催しています。参加したのは東京を中心に、新規事業の立ち上げやコンサルティングなどの仕事をしている10人。オンラインでのやりとりを経て、1日から実際に現地で活動しました。

3日は人材確保や環境資源の活用などのテーマごとに解決策を発表。このうち「ふるさと納税額の拡大」を担当したグループは、これまでのプログラムへの参加者に連絡を取ることで、実際にふるさと納税額が増えたことを紹介し、「関係人口」の増加と、積極的なアプローチの大切さを強調しました。

(参加者)
「自分たちが検証してきた中で関係人口というのはすごい増額につながる部分なので、定期的な連絡のやりとりや、この土佐町大屋敷キャンプみたいなところでしっかりとした関係人口を作っていく取り組みは継続的にしていくべき」

土佐町は来年以降もこのプログラムを続け、町の活性化につなげたい考えです。