プロ野球のレジェンド、現役最後の勇姿です。
日向市出身で東京ヤクルトスワローズの青木宣親選手の引退試合が、2日、東京・明治神宮野球場で行われました。
青木選手のこれまでの歩みとともに振り返ります。
プロ野球の現役最年長野手、ヤクルト・青木宣親選手、42歳。
2日、現役最後の試合を迎えました。
日向市出身で日向高校を卒業した青木選手は、2004年、早稲田大学からドラフト4位でヤクルトに入団。
プロ2年目の2005年に202安打を記録し、新人王に輝きます。
さらに、2010年にも209安打を放ち、日本プロ野球史上ただ一人となる、2度のシーズン200安打を達成しました。
また、首位打者には3回、最多安打も2回、達成しました。
2012年から6年間はメジャーリーグでプレーし、ワールドシリーズにも出場。
日本に復帰後も、日米通算2500安打を達成するなど活躍を続け、2021年のヤクルトの日本一、翌年のセ・リーグ連覇に貢献しました。
そんな青木選手は、地元・日向市で毎年自主トレを行っていたほか、子どもたちに野球教室も開いてきました。
(青木宣親選手)
「子供たちと触れ合えることがすごく自分にとってうれしいことだし、いろんなことを目標にやってほしいなと思います」
ヤクルトの選手全員が青木選手の背番号23をつけて臨んだ引退試合。始球式は、青木選手の長男が務めました。
青木選手は、1番センターでスタメン出場。
迎えた第2打席は、これぞ青木という芸術的な流し打ちで、ラストゲームでもヒットを記録します。
さらに、第4打席でも、痛烈なライト線への当たりでツーベースヒット。
引退するとは思えない活躍で、通算のヒット数を2730に伸ばしました。
試合は、ヤクルトが広島に5対3で勝利。青木選手の引退に花を添えました。
試合後に行われた引退セレモニー。村上宗隆選手から花束が贈られました。
(青木選手の引退スピーチ)
「ついにこの瞬間がきてしまいました。自分に関わって下さった皆さんに感謝しています。泣きますよ。泣くよ。21年も野球やったんですよ。泣きますよ」
宮崎が生んだ球界屈指のヒットメーカー青木宣親。
ファンや仲間たちに惜しまれながら、21年間の現役生活に別れを告げました。
(青木宣親選手)
「また会いましょう。本当にありがとうございました」
セレモニーでは、日本代表でともにプレーしたイチローさんなどからのお祝いメッセージがあり、イチローさんは「もし同じ時代に同じ条件で勝負していたら、どっちがよりヒットを打ったか、そんなことを想像させてくれるバッターでした」とイチローさんならではの賛辞を贈っていました。
青木選手、21年間の現役生活、本当にお疲れ様でした。
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