2023年に収穫された県産リンゴの販売額が1200億円を超え、過去最高になりました。猛暑の影響で果実全体が品薄になったことなどが要因とみられています。

県のまとめによりますと、2023年に収穫された県産リンゴの販売数量は、過去10年で最も少ない34万トンで、これに対する販売額は約1222億円でした。

1000億円の大台を10年連続で突破するとともに、2022年産を38億円上回り、過去最高を更新しました。

2023年夏の猛暑で果実全体が品薄となったほか、県産リンゴの平均単価が過去最高の1キロ359円に上昇したことが販売額を押し上げたと見られています。

県は気候変動に対応した新品種の開発や、先端技術を使ったスマート農業などを進め生産者の所得向上につなげたいとしています。