男子新体操で、中学生までが出場できるジュニアの部門で全国トップクラスの実力を持つ次世代ホープが県勢初の関東大会優勝のタイトル獲得に燃えています。

華麗な演技で魅了するシンドバット新体操クラブ竜王中学校3年中澤陸選手です。
小学1年生から始めた新体操の競技歴は9年。
10月、2年連続準優勝だった関東大会に臨みます。

シンドバット新体操クラブ 竜王中学校3年 中澤陸選手:
「中学3年生でジュニアでの集大成なので、ノーミスでしっかり前の人に魅せられる演技をしながら優勝したいです」
スティック、リングなどの手具を使って4種目の合計得点を競う男子新体操の個人競技。

身長150cmと小柄な中澤選手の強みは、ミスをしない正確性と曲調に合わせ緩急を使い分ける表現力です。
またアクロバティックな動きのタンブリングにも磨きをかけ、力強さも演出しています。
中澤陸選手:
「1つ1つを丁寧に冷静に攻める事を意識して練習しています」

今年5月、コーチに国内最高峰の青森大学で活躍していた山上和輝さんが就任し、これまでにない刺激を受けています。
自身初の関東大会優勝へ2人が取り組む秘策…

それがスティックの演技構成の変更です。
主なポイントは3つ。

より表現力が際立つ曲を使う。技の回数を増やす。技の難度を上げる。
細かい動きを入念に確認しながら完成度を高めていきます。

シンドバット新体操クラブ:
「陸!大会に向けて頑張ってね~!せ~の、頑張って~‼」
ステップアップした演技で県勢初の関東大会優勝を掴みに行きます。

中澤陸選手:
「まずは関東大会でしっかり優勝をして、全日本選手権はジュニアでもできるという所をしっかり見せて最終的には全日本ジュニアで優勝できるようにしたいです」
集大成となる今シーズンの日程です。
関東大会で5位以内に入れば12月の全日本ジュニアへの出場が決まります。
また11月には自身初となる全日本選手権への出場も決めています。
進化した演技で多くの方に感動を届けて欲しいと思います。