台風の進路 鍵は太平洋高気圧の勢力

台風はどのようなコースを進むのか。その鍵のひとつが、太平洋高気圧の勢力です。
ことしは夏の太平洋高気圧が記録的に強く、これまでは広い範囲で勢力を保っていました。低気圧の仲間の台風は高気圧にブロックされて、なかなか本州付近に近づくことが出来ませんでした。

しかし、10月4日(金)ころになると、高気圧が次第に東に弱まる予想となっています。このため、台風の本州付近への接近を阻むものがなくなり、台風は対馬海峡や朝鮮半島付近に進みやすくなる可能性があります。反対に、予想よりも夏の太平洋高気圧の勢力が強い場合は、台風は本州付近に接近することができず、大陸方向へ進む可能性もあります。
台風18号はどのような進路をとるのか。今後も最新の情報にご注意ください。
RKB 気象予報士 橘高香純