船舶用エンジンでデータ改ざんをしていた川崎重工業はきょう、国土交通省に社内調査の中間報告を提出しました。コンプライアンス違反と認識があっても言い出せない組織風土が原因としています。
川崎重工業では今年8月、船舶用のエンジンで燃費データの改ざんをしていたことが発覚していて、2000年以降、国内外向けに製造されたエンジン、673台で不正が行われていたことが明らかになっています。
そうしたなか、川崎重工はきょう、国土交通省に社内調査の中間報告を提出しました。
中間報告書によりますと、不正の原因について、▼コンプライアンス違反と認識があっても、これを言い出せない組織風土や、▼品質よりも納期や利益を優先してしまう意識があったとしています。
川崎重工業 橋本康彦 社長
「度重なるコンプライアンス違反について、皆様にご心配、ご迷惑をおかけいたしておりますことを大変申し訳なく、心からお詫び申し上げます」
川崎重工は、個々の事案の原因分析や不正事案の徹底的な洗い出しのため、社長を委員長とする「コンプライアンス特別推進委員会」を設置し、再発防止に取り組むとしています。
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