日本製鉄によるUSスチールの買収をめぐり、USスチールと対立する労働組合側との仲裁を担当する委員会が買収は的確と判断しました。
USスチールが25日に発表したもので、第三者機関の仲裁委員会が先月、USスチールと全米鉄鋼労組の関係者への聞き取り調査を実施し、精査した結果、日本製鉄のUSスチール買収は適格と認めたとしています。
委員会は、日本製鉄が買収後に、▼USスチールの製鉄所などに14億ドル=およそ2000億円以上投資することや、▼2026年までの労働協約期間中は一時解雇や工場閉鎖を行わないといった約束をしていることを判断の根拠としたということです。
USスチールのブリット最高経営責任者は声明で「仲裁手続きが終わり、保留中の日本製鉄との取引が前進することを楽しみにしている」と歓迎しました。
一方、労組側は「委員会の判断に同意せず、買収への反対は変わらない」との声明を発表。その上で、仲裁委員会が「アメリカ政府の承認がないため、買収は成立しない可能性がある」と指摘したと説明しました。
今回の判断は買収を目指す日本製鉄に追い風となりますが、11月の大統領選挙を前に政治問題となっているため、いまだ先行きは見通せない状況です。
注目の記事
「この世のものとは思えない冷たさ。何度もあの手の感触を思い出す」アルバイト先の元同僚に殺害された17歳の娘 前編【2015年 江戸川女子高生殺害事件】

【災害担当記者が解説】「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表 私たちは何をすべき? きっかけは東日本大震災の2日前の地震だった

飲み会翌日は「先輩が立ったら立つ!?」暗黙ルールの数々…堅苦しい?必要不可欠?!ビジネスマナーに洗礼を受ける新入社員のホンネ

広島原爆の入市被爆者 70年後の体内からウラン検出 肺がん組織では「デスボール」確認 長崎大学研究グループ

【大繁殖】人口300人の島に300頭のイノシシ もともとは生息していなかったのになぜ?「泳いで来た」か…島民・行政で対策も数減らず 兵庫の離島で一体何が

重度の障がい「水頭症」6歳男の子が卒園式で語った“夢” 医師から「喋れるかわからない」と言われても、言葉を喋り、自らの足で歩き、兄の自覚も芽生え…1歩ずつ刻む成長の軌跡









