青森県の「六ヶ所再処理工場」で働く作業員に、放射性物質が付着したことなどが想定された訓練が行われ、八戸市の病院で患者を受け入れるさいの対応を確認しました。

八戸市の青森労災病院で行われた合同訓練は、病院や日本原燃などの関係者が参加しました。

訓練は、六ケ所再処理工場で、放射性物質が男性作業員の腕に付着し被ばくしたうえ、右足を骨折したという想定で行われました。

職員たちは、院内で汚染が広がらないように機材などを保護しながら患者の受け入れ方法や除染の手順を確認しました。

青森労災病院 伊神勲 副院長
「どんどん新しい人に入ってもらって、どんな方が初めてやってもできるように緊張感をもってやる。どういうところに気を付けるかもある程度考えてやっていただけたので、訓練としてはよくできた」

日本原燃は青森労災病院のほか、県内3つの病院と患者の受け入れに関する契約を結んでいて、10月には八戸市民病院で同様の訓練が行われる予定です。