戦時中に起きた山口県宇部市の海底炭鉱・長生炭鉱の水没事故をめぐる動きです。
犠牲者の遺骨発掘と遺族への返還を目指す市民団体が24日、炭鉱の入り口・坑口を掘り起こす工事に着手しました。

太平洋戦争のさなか、宇部市の海底にあった長生炭鉱が水没する事故があり、朝鮮半島出身者136人を含む、183人の労働者が犠牲になりました。その遺骨は、今も炭鉱の中に残されたままです。
犠牲者の遺骨発掘などを目指す「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」は、炭鉱の入り口「坑口」から坑道内の調査を進めるため、地下4メートルあたりに埋まっているとみられる坑口を掘り起こす工事に着手しました。
労働者が安全祈願をしていたというほこらの跡地付近や、坑口が埋まっているとみられる場所を掘りましたが、24日の工事終了までに坑口を見つけ出すことはできませんでした。
長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会 共同代表 井上洋子さん
「ここを掘り始めることができたのは本当にうれしいこと。坑口は必ずあるはずですから、探して必ず坑口を開けます」
会は、来月には坑口を開け、坑口から坑道内に入っての遺骨発掘調査の可能性を探りたいとしています。
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