日本とアメリカ、オーストラリア、インドの4か国の枠組み「クアッド」の首脳会合が、バイデン大統領の地元の町で開かれています。
バイデン大統領と岸田総理にとっては最後の参加となるクアッド首脳会合は、バイデン大統領がかつて通った高校で開かれています。
日米豪印の4首脳はインド大平洋地域での様々な課題への対応を話し合っていて、今回は、海での違法操業などに目を光らせる監視態勢を強化するほか、災害発生時に軍や自衛隊の船などが連携できる態勢を整えます。
中国を念頭に置いた「クアッド」は日本が長年重視し、バイデン大統領が首脳レベルに引き上げた日米にとって重要な枠組みで、バイデン大統領は自宅で行った首脳会談で岸田総理を「先見性と勇気あるリーダーシップで世界における日本の役割を変えた」と賞賛しました。
しかし、国際連携よりも1対1のディールを好むトランプ氏が次の大統領になれば、「クアッド」の連携に影響が出てくる可能性もあります。
アメリカ政府高官は「クアッドは今後も続くことを確信している」と話しますが、果たして来年も4か国の首脳がそろった姿が見られるのか。まずは日米の次のリーダー選びの行方が注目となります。
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