引退も考えていた敵なし王者の涙
そして迎えた決勝の7月28日。
会場で練習する五十嵐選手に仲間が声をかけます。すると…

五十嵐選手
「おれ、大会終わったら引退するし」
仲間
「ほんまに?いやいやそれはだめよ」
五十嵐選手
「マジでマジで。おれマジで引退って言っている」
仲間
「おまえ、おもろないって」
五十嵐選手
「だって相手がおらんもん」
3連覇がかかった大会。ライバルがいないことで、王者は引退も考えていました。

そして、始まった決勝戦。会場をヒートアップさせたのが、中学1年の川本選手のパフォーマンス。MCは飛び跳ねて実況し、会場も割れんばかりの声援を送ります。
そんななか、淡々と出番を待つ五十嵐選手。
MCによる呼び込み
「この状況のなかで出るにふさわしい、3回W杯チャンピオン・五十嵐拓哉」
五十嵐選手は大技で高得点を重ねます。そして、優勝をかけた最後の大技は…決めることができませんでした。

涙を流し、負けを受け止められません。
表彰式で今後の目標を聞かれると…
五十嵐選手
「すみません、今後の目標は来年も優勝することです」

引退はせず、来年の優勝を観客と約束した五十嵐選手。
初優勝 川本凌雅選手
「(今後の目標は)来年も優勝することです」

そして、初優勝を果たした川本選手に五十嵐選手は、トロフィーを掲げるようジェスチャーをしました。
五十嵐選手
「凌雅くんがまだ幼いので、会場を盛り上げる『あおり』がまだできないので、そこも教えつつ、ちゃんと優勝したらもっと喜びなよということで、ああいうことをしました」














