温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を目指す三沢空港(青森県三沢市)で、9月から空港で使う電気の全てを「再生可能エネルギー電気」に切り替えたことに伴う式典が行われました。
20日は三沢空港ターミナルと東北電力が再生可能エネルギー電気の契約証明書を交わす式典が行われました。
三沢空港は、2050年度までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を目指していて、ターミナルビルでは、これまでに照明のLED化や空調の省エネ化などに取り組んできました。
9月からは、東北電力グループが所有する水力の再生可能エネルギー電源を活用した二酸化炭素を排出しない水力100%の電気への完全な切り替えを実施したということです。
三沢空港ターミナル 泉山元 代表取締役社長
「脱炭素化の社会実現のためにがんばっていこうという姿勢を示したい。三沢空港は日本の端ですが、こういうところでも問題に積極的に取り組んでいることを発信できればいい」
再生可能エネルギー電気への切り替えにより、空港では、これまでより年間約285トンの二酸化炭素を削減できる見込みです。