青森県は19日、三戸町で捕獲した「野生のイノシシ」から「豚熱」が検出されたと発表しました。県内での感染確認は6例目で、生きているイノシシから検出されたのは初めてです。
県によりますと、感染が確認されたのは三戸町で9月11日に捕獲された体長65cm、体重10kgの子どものイノシシです。
県は猟友会と連携して捕獲したイノシシの血液検査を行い、18日、「豚熱」に感染していることを確認したということです。
県内でイノシシの豚熱感染が確認されたのは、8月3日に初めて確認されてからこれで6例目で、「生きているイノシシ」の感染が確認されたのは初めてです。
捕獲した場所から半径10km以内に養豚場が1か所ありますが、これまでのところブタの異常は確認されていないということです。
県は引き続き、養豚場への立ち入り検査を行うとともに、野生動物の侵入などに十分注意するよう呼びかけています。