筑後川花火大会で、花火の玉が学校の弓道場に落下し爆発した事故について、福岡県は花火業者を行政指導しました。作業員の汗などで導火線が湿っていたことが、事故の原因になった可能性があるとしています。

この事故は、先月5日に開催された筑後川花火大会で、久留米工業高等専門学校の弓道場に花火の玉が落下し、爆発によって建物が損壊したものです。

その後、福岡県が花火を担当したみやま市の業者に聞き取り調査を行ったところ、花火が空中で爆発せずに不発の状態で落下したのは、導火線が湿っていた可能性が考えられることが分かりました。

業者によると、事故を起こした花火玉は打ち上げ構成の変更で、花火大会前日に準備されたもので、作業員の汗などで導火線が湿っていた可能性があるということです。

福岡県は業者に対し、湿気対策を徹底するよう口頭で指導したということです。