住宅地の上昇率トップは?
住宅地の上昇率トップは、大和町杜の丘2丁目で12.7%でした。価格は1平方メートル7万4800円です。

西山総合鑑定所 西山敦不動産鑑定士:
「仙台市の郊外の延長ということで、住宅を求める動きが強い。新しい住宅団地でもありますし、割安感もある、周辺で商業施設が整備されていることも理由」

一方、最も下落したのは、大崎市岩出山でマイナス5.7%、次いで気仙沼市本吉町馬籠町のマイナス5.6%でした。

住宅地では、仙台市周辺市町村がプラス5.5%なのに対し、その他の市町は、マイナス1.3%となっていて明暗が分かれています。
ところで住宅地の最高額は、仙台市青葉区上杉4丁目の1平方メートル44万7000円でした。1坪に換算すると147万円ほど。仮にこの場所で家を新築するため50坪の土地を買おうとすると7000万円程度のお金が必要となる計算です。
不動産鑑定士によりますと、最近は地価や建築費の高騰により住宅の購入意欲が鈍ってきていて仙台市やその近郊でも上昇率の上げ幅は小さくなっているということです。