盛岡八幡宮で16日、盛岡秋まつりを締めくくる流鏑馬が行われ、人馬一体の技が大勢の観客を魅了しました。

(射手奉行が的中させた後の介添奉行)
「よう射たりやー」
この南部流鏑馬は約340年の歴史があり、家内安全や五穀豊穣を祈願して行われる神事です。明治末期から一時途絶えたものの1950年に復活し、現在に受け継がれています。

盛岡八幡宮の境内に設けられた、約350メートルの馬場を、射手奉行(いてぶぎょう)と呼ばれる3人が馬にまたがり駆け抜け、3つある的を目がけて矢を放ちます。見事命中すると、会場から歓声が上がり介添奉行(かいぞえぶぎょう)が成功をたたえました。

(観客は)
「地元ですが初めて見ました。馬がかっこいいですね。あんなにスピードが出るとは思いませんでした」
「的に当たる時の音がすごい気持ちが良くてとても良かったです」
「きちんと的に当てるのがすごいな」
観客たちは人馬一体の見事な技に拍手を送っていました。