敬老の日の16日、仙台市では、市内最高齢の109歳の女性に長寿を祝う記念品が贈られました。
仙台市宮城野区の施設で暮らす宍戸とくさん。市内最高齢の109歳です。

16日は、長寿のお祝いとして新妻知樹区長から玉虫塗の時計と小物入れが贈られました。

新妻区長:
「長生きしてください」
宍戸さん:
「ありがとうございます」

宍戸さんは、1915年(大正4年)、大崎市鳴子(旧・鳴子町)に生まれ、着物の仕立ての仕事をしながら4人の子どもを育てました。
長男・宍戸龍一さん:
「(母は)好き嫌いは一切なかった。今でいうバランスのいい食事。料理も得意だった。おはぎ、甘いものが好きで昔は小豆をこして、あんこを作っていた。子どもながらに見ていて、こんなに上手くこしあんができるんだと」

長寿の秘訣は「食」にあり、宍戸さんはいまも、3食しっかり食べるということです。仙台市によりますと、9月1日時点で市内で100歳以上の人は、男性68人、女性528人の合わせて596人にのぼっています。
宮城県によりますと9月1日現在、県内の100歳以上の人は1701人で去年よりも112人増え、過去最多を更新しました。最高齢は名取市に住む女性、1913年生まれの相澤みづさん111歳だということです。