青森県で、県立中央病院と青森市民病院を統合してできる新しい病院の候補地などを話し合う有識者会議が開かれ、県営スケート場一帯を支持する意見が最も多くなりました。

9月14日に開かれた有識者会議では、14人の構成員が4つの候補地のうち、統合新病院の整備に最も望ましい場所について、それぞれの考えを示しました。その結果、県営スケート場一帯が8人、青い森セントラルパークが3人、県営スケート場一帯または青い森セントラルパークが2人、旧青森商業高校と県立中央病院の敷地または県営スケート場一帯が1人となり、県営スケート場一帯を支持する意見が最も多くなりました。構成員からは病院へのアクセスや、交通渋滞の解消を考慮して支持する候補地を選んだという声が多く上がりました。

※有識者会議 福田眞作 座長
「県民市民のためにどの場所が一番ベストなのか(知事・市長に)真剣に議論していただいて決定していただきたい」

一方、12日の青森市の検討会議ではセントラルパーク案が最も多くなっていて、14日の会議とは異なる結果になっていました。有識者会議は構成員から出た全ての意見を県と市に伝えるということです。宮下知事と青森市の西市長は9月中に病院の建設候補地を決めることにしています。