2週間という長い選挙期間 経験よりも体力・知力勝負
後藤謙次氏:
これから2週間ぐらい選挙期間ありますからね。徐々に見ていくとですね、途中から集中できなくなってくる候補は必ずでてくるんですね。もう負け戦が見えてるのになんでこんな全国を歩かされなきゃいけないんだという感じもあるし。小泉さん、石破さんも含めてですね、トップグループは狙われるわけですよね。プロレスでバトルロイヤルというのがありますよね。つまり潰し合いというのが、これからはじまるわけですね。多分、小泉進次郎氏には質問も、キャスターも含めてですね、追求は一番厳しくなると思いますね。そうすると体力も弱ってくるし、政策面でも追い詰められる可能性もあると。つまり、気力がまず充実してなきゃいけないし、引き出しが多くなければですね、長い討論の中にこう生き延びていけないという部分もあって、ここから先はまさに経験よりも体力勝負、知力勝負(になる)。

ーー一方、立憲民主党代表選も告示されています。JNNの世論調査(9月7、8日)では野田佳彦さんの支持率が高くなっていますが?
後藤謙次氏:
野田さんが総理経験者であるということが非常に大きくてですね。しかも 野田さん自身が 2012 年に党首討論で安倍さんに「解散やってもいいですよ」と、「あさって16日にも解散しますよ」と(言って)。その解散で敗退をして総理大臣の座を失ってしまった。その野田さんが蘇ったと私が思うのは2022年の安倍さんの死去を受けた、あの弔辞ですよね。安倍さんを悼むあの弔辞が多くの国民の共感を得てですね、それと共に野田佳彦さんも復活を果たしてきたと、そういう意味で非常に皮肉ですけども。安倍さんによって政権を失いましたけれども、同時に安倍さんによってまた浮かび上がってきたという点では、保守も安定して押せるという人が野田さんの強みじゃないかと思いますね。














