富山県砺波市のごみ焼却施設で、能登半島地震で被災した石川県輪島市と珠洲市の災害廃棄物の受け入れが11日から始まりました。
松澤光聡記者:「石川県内で出た災害廃棄物を積んだ車が、今、クリーセンターとなみに到着しました。受け入れがきょうからはじまります」
砺波市の「クリーンセンターとなみ」に搬入されたのは能登半島地震で被災した石川県輪島市と珠洲市の災害廃棄物およそ6・6トンです。

災害廃棄物は建物の解体などで出た木くずなどの可燃ごみで、クリーンセンターでは11日から2026年3月末まで1週間あたり最大36トンを受け入れます。
能登半島地震で発生する災害廃棄物は、石川県のごみ排出量のおよそ7年分にあたる244万トンにのぼるとも推計されていて、今後、更なる増加が見込まれます。

今回は、大規模災害時の連携についてまとめた広域計画に基づき、環境省と石川県からの協力要請を受けて砺波広域圏事務組合が受け入れました。
富山県内では立山町の富山地区広域圏クリーンセンターがことし2月から穴水町の災害廃棄物を受け入れていますが、広域計画に基づいた災害廃棄物の受け入れは県内で初めてです。















